効果的なピアノの練習方法~PART1~
2015-05-02
初心者から全ての方に必要な練習
ピアノの練習方法。いろいろとありますが、初回となる今回は全てのレベルの方に必須の練習方法です。それは片手ずつ練習することです。
片手ずつの練習が効果的な理由
最初に楽譜を読むとき(譜読みといいます)には、片手ずつで始めても、両手で弾けるようになってくると、ついつい両手での練習に時間を費やしがちです。両手で弾くほうが難しく感じますし、練習していることへの達成感も得やすいのです。しかし、ピアノは左右で違うことをしなければならず、また右手と左手の発達の具合も人それぞれ違っていますので自然と弱いほうの手(主に左手)は発達しているほうの手(主に右手)に頼って弾いていることが多いのです。片手ずつの練習は、それぞれの手がきちんと弾けているかを確認するのに最適です。
片手ずつ練習するときの注意点
まずは、右手と左手が片手ずつでそれぞれ同じ速さで弾けるように頑張りましょう。よく、左手だけだとゆっくりになってしまうことがありますが、両手で弾くときには左手も右手と同じ速さで弾けなければなりません。これがなかなか難しく、片手ずつで本来の速さ(インテンポといいます)で弾けるようになると両手で弾くときに各段に楽になります。
それぞれの指使いをチェックします。細かく書き込みができるほど綿密にチェックすると、脳と指が連動して弾きやすくなります。
細かな表現(強弱・アーティキレーションなど)も片手ずつでできるように練習しましょう。
さらに余裕があるようでしたら、片手ずつで楽譜を見ないで弾けるように(暗譜といいます)できたら完璧ですね。
片手ずつでがんばったら・・・さぁ!もう一度両手で弾いてみましょう。驚くほど上達していますよ。