効果的なピアノの練習方法 Part 3 ~人前で弾くために~

  2015-10-14

人前で弾くこと

発表会や、結婚式などでの演奏披露など、人の前で弾くことを俗に「本番」といいます。大きな舞台からアットホームなパーティ、発表会など規模はさまざまですが、大小かかわらず、人の前で弾くことはとても緊張しますね。今回は、人前での演奏に向けての準備の仕方について選曲と準備のスケジュールを中心にお話します。

選曲

先生に選んでもらえる場合は、迷うことがないですね。ただ本番までの間に、飽きないか、難しすぎて挫折することはないか、考えることも必要です。そのためには好きな曲であること、もしくは選んでもらった曲を好きになることが大切です。弾きたい曲を練習するのは楽しいものです。

自分で選ぶ場合、大切なことは演奏時間と難易度です。演奏する場所によってのTPOがある場合(結婚式など)もあります。

演奏時間は、余裕をもって考えましょう。発表会など舞台は出入りの時間もかかりますし、所用時間はプロの演奏を参考にすると、その速さ(イン・テンポ)で弾けるかどうかを考える必要もあります。

難易度については、準備できる期間、また一日にピアノに向かえる時間を考えながら、チャレンジしましょう。難しさは人によって様々です。難しい曲に挑戦してがんばってみるのもよいと思います。上達できるチャンスです!

スケジュールを組みましょう

弾く曲が決まったら、次はスケジュールを組みましょう。いつまでに、何ができていなければいけないか、逆算して決めてしまいます。

本番1か月前までには、本番の速さで通して弾けるようになりましょう。暗譜で弾く場合には暗譜もしておく必要があります。

2週間前までにリハーサルをするとよいでしょう。緊張する場をつくって人の前で弾く練習をしてみます。場が設けられない時は自分で録画・録音してみるなどの方法でもかまいません。通して止まらずに弾く必要があります。

リハーサルで通して弾けたら、衣装の準備です。靴も準備しましょう。衣装をつけて弾く練習です。ドレスを着たとたんに緊張してしまうこともありますし、肩が動かしにくい、靴のヒールが高くてペダルが踏みにくい、靴裏が硬くてペダルで音がなってしまう、などと着て弾いてみなければわからないことがたくさんあります。

さあ、いよいよ本番です。

期待と緊張でいっぱいですが、今まで練習してきたことを思い出して自信をもって弾きましょう。大きな拍手がもらえるにちがいありません!

ピアノと花

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